動画広告とはどんなものなんでしょうか。動画広告の種類や作り方、メリットをご紹介します。SNSなどで動画広告を見ない日はないと思います。動画広告がよく使われるのにはそれだけのメリットがあるからです。今回は、動画広告についてご紹介します。
動画広告とは?
動画広告とは、動画を利用した広告のことです。スマートフォンの普及に伴い需要が高まっています。動画広告業界としても成長を続けており、株式会社サイバーエージェントの調査では、2020年時点での市場は2,9564億円で、前年比114%の値となっています。今後も2021年で3,889億円、2024年に6,396億円に達すると予測されています。
動画広告の種類
動画広告には大きく3つの種類があります。動画広告の種類によってメリットも変わり、作成にあたってのポイントも異なります。3つの動画広告の特徴とメリットにについて解説します。
1. インストリーム動画広告
インストリーム広告とは、YouTubeといった動画配信サイト・コンテンツ上で動画を表示するプレーヤー内に表示される広告です。
YouTubeなどを見ているすべてのユーザーの目に触れることができる特徴があります。
またインストリーム動画広告の中にも種類があり、広告が再生されてから5秒でスキップすることができるスキッパブル広告と、広告をスキップすることのできないノンスキッパブル広告の2つがあります。
2. インバナー動画広告
インバナー動画広告とは、Webサイトに元々あるバナー広告掲載枠に配信される動画広告です。
従来のバナー広告は静止画やテキストが中心でしたが、近年では動画も配信されるようになりました。
また、動画サイトの動画プレーヤーに表示されるインストリーム広告とは異なり、インバナー広告はWebサイトで表示されるので普段動画近てつを見ないユーザーにも幅広くリーチすることが出来るメリットがあります。
3. インリード動画広告
インリード動画広告とは、WebサイトやSNSなどのコンテンツとコンテンツの間やタイムラインの途中に掲載される動画広告です。ユーザーがサイトをスクロールすると、動画が再生されます。
表示された瞬間から動き出すので、最初から広告を見てもらうことができ、ユーザーの目に留まりやすいというメリットがあります。
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動画広告のメリットを紹介
動画広告には、他の広告にはないメリットがあります。テキスト広告や静止画広告にはない動画広告のメリットを3つ紹介します。
1. 情報やイメージが印象に残りやすい
動画広告は、ユーザーに強い印象を与えるメリットがあります。動画は絵が動くのはもちろん音声などが含まれます。そのため静止画や文字よりもインパクトがあります。
その他にも映像と音声で、文章では説明しづらい商品のイメージなどを伝えることができます。
音声フレーズや映像など後になって思い出すきっかけになります。
2. テキスト広告よりも多くの情報を伝えられる
動画には静止画の約5,000倍の情報量があるといわれています。
動画広告を利用することで静止画や文字よりも多くの情報を伝えることができ、短い時間で簡潔に商品やサービスについて伝えることができます。
3. 拡散力があり話題になりやすい
動画はTwitterやInstagramなどのSNSはもちろん、TikTokやYouTubeなどの動画配信サービスでも拡散されることが増えています。そのため動画広告が話題を集めると、ユーザーによってネット上で拡散されることがあります。
この現象は「バズる」と呼ばれ、うまくいけば、一気に大勢の人に動画広告を見てもらうことができます。
動画広告の作り方を4つのステップで解説
1. 必要情報を整理する
動画広告には、目的、ターゲット、媒体の3つのの必要情報があります。
まず初めに動画広告を作るには目的を明確にする必要があります。動画を作る目的をあいまいにすると、メッセージに一貫性がなくなり、ユーザーが最後まで動画を視聴せずに離脱する原因になります。
ターゲットを明確にすることで、ターゲットに興味を持ってもらえる動画を作成することができます。ターゲットには、年齢、性別、地域などが考えられます。
動画広告はターゲットを絞って配信することができるので、ターゲットを考えることは非常に重要です。
媒体とは、WebサイトやYouTubeのことを指します。上記した動画広告の種類であったように動画広告は媒体が変わればポイントも異なります。簡単に言えば、スキップできる広告にはスキップされるまでにユーザーを引き付ける必要があります。それに対して、SNSで配信される広告は見逃されないためにもインパクトのある広告にする必要があります。
このように媒体を最初に決めなければ動画のポイントを押さえることができません。
2. 伝えたいメッセージを決める
動画広告を作成するのにあたり、商品をいかに分かりやすく魅力的に伝えられるか考えることが非常に大切です。
メッセージ1つで成果が大きく変わってしまうので、情報を整理した時のターゲットを踏まえてメッセージを考えましょう。
3. 構成を考える
動画といっても情報を淡々と流すだけでは見てもらえません。動画広告はよっぽど関心がある場合を除き、ユーザーが意識して見ることはありません。ユーザーに関心を持たせるためにもしっかりとした構成を考えましょう
4. 成果を確認する
このステップは、2つ目以降の動画広告の作成ステップになります。ネットの動画広告は成果を確認することができます。作った動画広告が、何人の人に見られたのか、何人が最後まで見てくれたのか、どのような反応があったのかなどの成果を確認することで、次に作る動画広告を改善することができます。
自社で動画広告を作成するのに必要な物
動画広告を自社で作って配信していきたいという方も多いと思います。ここでは自社で動画広告を作成するのに必要なものを紹介します。
ツール
動画作成ツールを選ぶときに考慮すべきことが2つあります。それは動画の種類と価格です。動画には2つの種類があり、実写動画とアニメーション動画です。実写動画で動画広告を作りたい場合は動画作成ツール、アニメーション動画で動画広告を作りたい場合はアニメーション制作ツールを選びましょう。
価格では、有料と無料のものがあり動画広告以前に動画を作成すること自体が初めての方は無料のものを選んでみてはいかがでしょうか。
カメラやモデルなど(実写動画広告に限る)
実写動画広告を作成するのにはカメラやモデル、スタジオなどが必要になります。
自社で動画広告を制作するのであっても、高クオリティなものを作成するのであればプロのカメラマンやスタッフなど人も必要になります。
実写動画の画質は特に大切なので、高画質で撮れるカメラを用意しましょう。
アニメ動画広告がおすすめ!おすすめな2つの理由
1. 難しい表現でも簡単に表現可能
サービスなど無形商材やコンセプトなど実写では表現が難しい物であってもアニメーションなら簡単に表現することができます。またアニメーションでビジュアル化することで、ユーザーは世界観を直感的に理解することができます。
2. 低コストで作成可能
広告作成に必要なもので紹介したように実写動画にはカメラ、モデル、スタジオなどが必要になります。そのため実写動画を作成するのに多額のコストが必要になり、撮影日数など多くの人がかかわる必要があります。それに対し、アニメ動画広告では、アニメーション制作ツールさえあれば動画広告を作成することができます。
動画広告作成におすすめなツール
「Animation Desk」
Animation Deskはデッサンやスケッチでアニメーションを制作する事ができます。
初心者だけでなくプロにも愛用されるアプリで、AndoroidやiOS、Windows 10などあらゆるデバイスで再編集が可能なのも特徴の1つとなっており、動画や写真を素材にしたアニメーション作成が可能で直感的に制作を行うことが出来ます。
そのため動画広告を配信するのが初めての方や、そもそもアニメ動画広告を作成したことがない方であっても高クオリティなアニメを作成することができます。
Animation Deskには様々な機能がありますが、編集の際にインターフェイス上で描画ツールやブラシを切り替えられたり、描画エリアでの拡大/縮小の表示ができたりと、簡単に使えて便利が機能が多くあります。このような機能をうまく利用することで、より効率的に描画を行うことができるようになります。また、作業の効率化だけでなく、直線以外にも様々な形状がある多くの描画ツールを駆使することで、ハイクオリティなアニメーション制作を実現することが出来ます。
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まとめ
動画広告には、目的に合わせて制作するのがポイントです。狙い通りの効果を発揮するためにもターゲットなどを押さえて制作することが不可欠です。
また、制作にかける予算や期間を考慮して、実写動画かアニメ動画かどのような動画広告にするか決める必要があります。それぞれにメリット・デメリットがあり、自社にあった動画広告を制作し配信しましょう。