オニオンスキンという言葉を聞いた事はありますか?
聞いたことがあるけど詳しくは分からないという方が多いのではないでしょうか?オニオンスキンとは、アニメーション制作に必要な技法のことを言います。
今回の記事はアニメーション制作に興味のある方におすすめの記事となっていますので、最後まで見て頂くとオニオンスキンとは何なのかについて詳しくなれること間違いなしです。
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オニオンスキンって何?
オニオンスキンとはアニメーション制作に必要な技法で、アクションの前後のフレームを表示することで全体の動きを把握するのにとても役に立ちます。
フレームアニメーションの配置や編集がしやすいように、一度に複数のフレームをステージ上に表示する機能で、 複数のコマを重ねて表示してくれるため、連続したアニメーションの編集や確認に便利です。
アニメーション制作に必要な工程などを踏まえて、アニメーション制作の基礎を本記事で説明していきます。
そして、オニオンスキンが、どのようにアニメーション制作に関わってくるのか見ていきましょう。
アニメーションとは?
アニメーションとは動画ともいわれ、コマ撮りなどによって複数の静止画像により動きを作る技術です。日本の一部の文化ともいえるアニメーションについて少しでも興味がある方は今回、この記事で多くの基礎知識をご紹介させていただきますのでぜひ参考にしてみてはいかがでしょうか。
それではアニメーション制作の工程についてご紹介します。
アニメーション制作の工程とは?
アニメーション制作とは基本的な企画・構成から~試写、納品までを行うことを言います。
それではそれぞれ必要な工程に関して詳しくいていきます。
企画構成
作品のテーマを決めるほか、どんなキャラクターを登場させて、どんなにしていくかなど、簡単なストーリーの展開を考案し、全体をざっくりとした流れを文書で作ります。
また、「作品を通して何を伝えたか」という目的やターゲットがはっきりしていると作りやすく、伝わりやすいアニメーションになります。
シナリオ/コンテ/素材作成
企画で考えた構成をもとに、脚本を書いていきます。
作ったシナリオをもとに、コンテを作成していきます。
コンテとは言わば、台本です。細かいストーリーの流れやキャラクターのセリフ、音響効果やBGM、カメラワークなどの細かい指示などもここで示されます。
また1つ1つの場面に対して、カメラアングルや物の配置なども決め、アニメーション全体のレイアウトも整えていきます。
そして素材作成では編集する動画のもととなる素材を作っていきます。
作品全体のデザインを統一させた設定資料をもとに作られ、主に工程としては、原画・動画・背景がの作成があります。
最近では手書きによる作画はもちろんですが、CGのアニメーションのどちらも多くなってきています。
これらの素材を1つの映像に合成紙、特殊効果も加えます。
編集
ここからは編集作業です。
上記で行った状態では、場面ごとにバラバラの映像なので、これらを順番に繋いでいきます。
カットとカットの間の不要な部分を整理し、微調整しながら、1本の映像を作ります。
音入れ
映像が出来上がったら、アフレコに入ります。
各キャラクターの担当が映像に合わせて声を吹き込みます。
ナレーションがある場合もこの段階で行います。
同時に音楽や効果音もここで作られます。
試写
前工程で撮ったアフレコの声や、効果音やBGMを映像に組み込んだらほぼ完成です。
全工程のチェックをし問題が無ければ、完成です。
あとは完成した作品を納品するだけで、アニメーション制作の仕事は一通り完了です。
アニメーション制作にかかる期間は?
一般的に、1話30分のアニメ制作にかかる期間は、だいたい1ヶ月程と言われています。
これがアニメ映画ともなると1年から2年ほど期間が必要になります。
期間以外にも必要なのが製作スタッフと制作費です。
それぞれ1つのアニメに関わるスタッフは200人弱、1話にかかる制作費だと、1,000万~と言われています。
アニメーション制作におすすめアプリをご紹介
プロでも1つのアニメーション制作で、たくさんの時間と費用がかかってしまうのですが、実は初心者でも簡単にできてしまうアプリがあります。
そこで、ここでは筆者のおすすめのにアニメーションアプリと特徴についてご紹介していきます。
初心者からプロまで愛用しているアニメーションアプリ「Animation Desk」
Animation Desk の特徴は以下の点です。
-
- 初心者からプロにまで愛用されるアニメーション制作アプリ。
- 全てのデバイスとOSで直感的にアニメーションを制作できる。
- 制作したアニメーションはクラウド上で同期することが可能。
- 動画や写真を素材にアニメーションが作成できる為、初心者にも簡単に扱える。
- AndoroidやiOS、Windows 10などあらゆるデバイスで再編集が可能。
上記のような特徴があり、直感的な操作で、初心者からプロまで愛用できるアニメーションアプリです。
無料で試してみる:iOS版、Windows版、Android版
ビジネスにも活用可能なアニメーション制作アプリ「Vyond」
こちらのアニメーション制作アプリの特徴は
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- パワーポイントのスキルがあれば2時間でPRアニメが作成できる。
- アニメーションに特化したクラウドサービスです。
- 数千のテンプレートを組合わせて短時間で魅力的なプレゼンテーションアニメを生み出すことができる。
- マーケティング、トレーニング、eラーニング等あらゆる業界向けの高品質な動画が簡単に作成できます。
こちらのアニメーションアプリはビジネスシーンなどにおすすめのアプリです。商談などの場面でもPPTよりも分かりやすく、伝わりやすい内容作成が出来るとビジネスシーンでの使用に大変利用されています。
直感的な操作でアニメーション制作
「AnimeEffects」
こちらのアニメーションアプリの特徴は
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- ポリゴンメッシュの変形をベースとする2Dキーフレームアニメーション制作ツール。
- 思いつきをすぐ形にでき、心変わりがあればいつでもやり直せるようなツール。
- 移動、回転、拡大縮小などの基本的な変形が出来る。
- ボーン変形、自由変形 (Free-form Deformation)、不透明度や画像の切り替えなど様々な要素をアニメーションさせることが可能。
この様な特徴があり、直感的な操作に加え、変形、拡大、縮小、移動などが出来るアニメーションアプリです。
Animation Deskの機能紹介
ここまで、アニメーションとは?からアニメーションのおすすめのアニメーションアプリまでご紹介させていただきましたが、ここで筆者おすすめのアニメーションアプリをご紹介させていただきます。
それがAnimation Deskです。
そしておすすめできるAnimation Deskの機能をご紹介していきます。
上記のアプリ紹介でご紹介できなかった詳しい部分をここで紹介させて頂きます。
基本プラン(無料)
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- iOSデバイスで利用可能
- 基本描画ツール:ブラシ×5、消しゴム×1、スマッジ(ぼかし)、塗りつぶし
- ルーラー
- スケッチレイヤー×3
- シークエンス×3
- アニメストーリーボード×1アニメーションを透かし入りのビデオ、GIFとして保存
- 不透明オニオンスキン
有料版
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- 年間プランの利用料金:2.49 ドル/月(約272円/月)で利用可能
※2021年4月29日時点:1ドル=109.18円 - 描画ツールを完備:ブラシ×46以上、消しゴム×5、スマッジ(ぼかし)、塗りつぶし
- ルーラー×4、シェイプ×4
- スケッチレイヤー×8
- 背景レイヤー×1
- 無制限のシークエンスとストーリーボード
- アニメーションを透かし無しのビデオ、GIF として保存
- アニメーションを PDF、Photoshop ファイルとして保存
- アニメーションを編集可能なフォーマットとして保存
- 不透明オニオンスキンと色分けされたオニオンスキン
- カスタマイズ可能なカラーパレット
- 500 GB Kdan Cloud ストレージ
- 年間プランの利用料金:2.49 ドル/月(約272円/月)で利用可能
上記のように無料プランでも、とても充実した内容となっておりますが、有料プランでは更に幅広いプラン内容を月額270円ほどで利用することが可能ですので、今後アニメーション制作を本格的に始める方、最初から有料プランは嫌だけどプラン内容の充実は求めたい方などにおすすめのアプリとなっているので、筆者としては幅広く使い勝手が良いAnimationDeskをおすすめします。
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オニオンスキン:まとめ
今回はオニオンスキンとは何かから始まり、アニメーション制作の基礎知識、工程をご紹介させていただきました。またおすすめアニメーションアプリのご紹介もさせていただきましたが、アニメーション制作初心者の方には、まずアニメーションアプリをダウンロードし、始めてみる事が一番分かりやすいと思います。やってみれば自分に合うアニメーションアプリ、必要な知識をその都度身に着けることが出来ます。なので、筆者が紹介させていただいたアプリをもとにチャレンジしてみてください。