アニメーション制作や動画制作が身近なものとなったので、多くの人が一度は「MV」という言葉を聞いたことがあるのではないでしょうか?
しかし、「PVとの違い」や「そもそもMVの定義とは?」と聞かれたらわからない方が多いのではないかと思います。
今回は、MVについての基礎知識やPVとの違い、そして簡単にMVが作れるMV制作アプリを紹介します。無料で使えるMV制作アプリを中心に紹介していきますので、是非とも参考にしてみてください。
そもそもMV(ミュージックビデオ)とは?
「MV」とはミュージックビデオの略称で、曲の持つ世界観を映像にするのが目的です。曲の持つ世界観を視覚的に表現をするMVでは、映像の内容が抽象的になることも多く、まるでアート作品のようでもあります。MVはアーティストの個性を表す表現手段として使われ、アーティストによってさまざまな表現をしている映像でもあります。
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MV(ミュージックビデオ)とPV(プロモーションビデオ)の違いとは?
「PV」とはプロモーションビデオの略称で、音楽の映像のみならず広告や販売促進のための映像のことを指します。MV・PVともに映像という観点では同じですが目的が異なります。先ほども述べたとおりPVには販売促進の目的がありMVはアーティストの曲の持つ世界観を映像としております。しかし、実際にはPV・MVの映像を明確に区別することは難しいので、音楽映像であってもPV・MVの区別をしていないこともあります。
MV(ミュージックビデオ)を作るのは難しい?
MVを作成するのは難しいというイメージを持たれている方も多いかと思います。しかし、MV作成の基本的な流れを把握することで、誰でも簡単にMVを作ることができます。
MV制作の基本的な流れに沿って解説していきます。
使用する曲の決定
まず、商品やサービスに最適な曲を決定するところから始まります。どのようなイメージにしたいのか、見ている方にどのように印象付けたいのかを考えて使用する曲を決めます。
MVの流れを設計
使用する曲が決まったら、次はその曲に合わせた絵コンテの作成に取り掛かります。作りたいMVのテーマは何なのか?何を最も見ている方に伝えたいのか?これらを考えて絵コンテを作成していきます。
素材の収集
先ほど作成した絵コンテの内容に合わせて素材を集めていきます。ここで言う素材とは、「動画」「写真」「音声」などのことを指します。色々な種類の素材を集めることで、選択の幅が広がりますので、なるべく多くの素材を集めることをおすすめします。
アニメーション編集アプリで素材を繋ぐ
素材集めが完了したら、集めた素材をアニメーション編集アプリで繋いでいきます。
明るさの調整やエフェクトなど、アニメーション編集アプリにある機能を駆使して素材を繋いでいくと効果的にMVを作成することが可能です。
MV(ミュージックビデオ)制作に使うアニメーション編集アプリの選び方とは?
アニメーション編集アプリは非常に多くのものが世の中に出回ってます。どのような基準で選べばよいかわからない人のために選ぶ基準3つを紹介します。
使用レベルに合致しているアニメーション編集アプリか?
初心者・上級者といった、使用レベルが違えば求めるクオリティも変わってきます。
例えば、初心者であれば直感的に使えるような簡単なアニメーション編集アプリがおすすめです。初心者におすすめされるアニメーション編集アプリには、絵の動きを自動的に付けてくれる機能があるなど、操作が非常に簡単なアプリも存在します。
一方、ハイクオリティなものを作りたいという人や仕事で使いたいと言う人には、上級者向けのアニメーション編集アプリを選ぶことをおすすめします。上級者向けのアプリとは、アニメーションの細部までこだわった動きを付ける機能などを指します。
MVを制作するにあたり、作りたいもののクオリティやご自身の使用レベルによって使用するアプリのクオリティも変わるため、ご自身に合致したアニメーション編集アプリを選びましょう。
使用しているデバイスに対応しているアニメーション編集アプリか?
せっかくアニメーション編集アプリを選んだのに、自分が使っているパソコンやスマホ・タブレットに対応していなかったら元も子もありません。使っているデバイスとの相性が悪いアニメーション編集アプリが存在しますので、選ぶ際は使用しているデバイスが対応しているのかを確認しましょう。
価格に見合ったアニメーション編集アプリか?
アニメーション編集アプリには無料から数万円ほどするをアプリなど、価格帯はバラバラです。使用目的を踏まえて自分の用途にアニメーション編集アプリの値段が釣り合っているのかを確認しましょう。
また初心者の方や趣味の方には、まずは無料のアニメーション編集アプリを選ぶことをおすすめします。まずは無料のアニメーション編集アプリで操作などに慣れていき、もっと高いレベルでMVやアニメーションを作りたいと感じたら、有料のアニメーション編集アプリを購入するのが良いでしょう。
MV(ミュージックビデオ)を作るのにアニメーション編集アプリ以外で必要なツールとは?
MV作成には、アニメーション編集アプリが必要なことはわかりました。では、アニメーション編集アプリ以外にどのようなツールが必要なのでしょうか?
撮影機材
カメラやカメラを固定するための三脚のことを指します。追加で照明やレフ板があれば更に良いです。しかし、初心者の方やそこまで画質にこだわらないということであれば、お持ちのスマホだけでも十分対応できます。
素材ファイル
MV制作には曲の音源が必要不可欠です。また、動画に入れたい効果音や音声、テロップや画像、絵などがある場合は、撮影とは別に準備が必要となります。
無料で簡単にMV(ミュージックビデオ)が作れるMV制作アプリを紹介
MV制作における基本的な流れや必要なツール、またアニメーション編集アプリの選び方をご説明しましたので、最後に無料で簡単にMVが作れるアニメーション編集アプリを3つご紹介します。
初心者〜プロに愛用されるMV制作アプリ「Animation Desk」
Animation Deskは、初心者から上級者にもおすすめのアニメーション編集アプリです。イラスト作業と動画編集作業が行えるアニメーション編集アプリなので、アニメーション制作に携わりたい人に特におすすめです。iOSやWindowsなどの全てのデバイスに対応しているので、使っているPCやスマホとの相性を気にする必要もありません。また制作したアニメーションをクラウド上で同期することもでき、写真や動画などを素材に使ってアニメーションを作成することができます。
7日間の無料トライアルがありますので、一度無料でAnimation Deskを使ってMV制作をはじめてみることをおすすめします。
■Animation Deskを無料でダウンロードしてみる
https://www.kdan.com/ja/animation-desk
簡単にビデオコンテを作成することができるMV制作アプリ「Final Cut Pro」
Final Cut Proは簡単にビデオコンテを作成することができます。ビデオコンテとは、映像撮影のための「動く絵コンテ」で、通常の紙に描く絵コンテの次のステップといえるものです。BGMや仮のセリフなどを入れることができるので、クライアントや制作スタップに容易にイメージの共有ができます。無料トライアルも実施されておりますので、Final Cut Proを使ってまずは無料でMV制作してみることをおすすめします。
■Final Cut Proを無料でダウンロードしてみる
https://www.apple.com/jp/final-cut-pro/trial/
直感的に操作ができるMV制作アプリ「FlipaClip」
FlipaClipは、とてもシンプルで直感的に操作ができるアニメーション編集アプリです。とにかくシンプルな作りなので、ダウンロードしてから30分ほどで簡単なアニメーションを作ることができます。「ロトスコープをするのは難しそう」「アニメーション作成するのは初心者だから」と悩んでいる人におすすめです。こちらも基本ダウンロード無料なので、FlipaClipダウンロードしてMV制作をしてみてはいかがでしょうか。
■FlipaClipを無料でダウンロードしてみる
App Store Google play
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MV(ミュージックビデオ)制作アプリ:まとめ
いかがでしたか?本記事ではMVとPVの違いについてやMV制作の基本的な流れ、MV制作に必要なツール、そして最後におすすめのアニメーション編集アプリについて解説してきました。この記事を読んでくれた方がMV制作をはじめてくれて「こんなに簡単にMVって作れるんだ!」と感じてくれたらとても嬉しく思います。是非新しいことを始めるのに参考になれば幸いです。