最近よく耳にする「クラウド」とはどんなものかご存知ですか?
「クラウドサービスってなに?」「ラウドサービスってたくさんあるけど、どれがいいのか分からない・・」「個人利用でおすすめのクラウドサービスが知りたい!」と感じている方も多いのではないでしょうか?
今回はクラウドサービスの基礎知識と最適な選び方をご紹介します。後半で個人利用におすすめのクラウドサービスも紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。
クラウドサービスを活用して業務効率を図りましょう。
クラウドサービスとは?
クラウドサービスとは、従来はユーザーが手元のコンピュータで利用していたデータやソフトウェアをネットワークを経由してユーザーに提供するサービスのことです。そのため、ハードウェアの購入やソフトウェアのインストールなしでも利用できます。
クラウドサービスとして普及している代表的メールサービスはGoogleのGmailやMSNのHotmailなどです。クラウドサービスのアカウントを持っていると、Google ChromeやInternet Explorer(IE)など、様々なブラウザ、端末でメールを利用することが可能です。一方クラウドサービスでないメールソフトである、OutlookなどはソフトをインストールしたPCでしか利用ができません。
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クラウドサービスの種類について
クラウドサービスは主に3つに分類されています。
1. SaaS(サース、サーズ:Software as a Service)
インターネットを経由して利用する電子メールやグループウェア、財務会計、顧客管理などのアプリケーションソフトを提供しているサービスをさします。
2. PaaS(パース:Platform as a Service)
アプリケーション・サーバーやデータベースのことで、インターネットを経由してアプリケーションを稼働するためのプログラム実行環境を提供しているサービスをさします。
3. IaaS(アイアース、イアース:Infrastructure as a Service)
インターネットを経由して利用するデスクトップ仮想化や共有ディスクなどのハードウェアやインフラ機能を提供しているサービスをさします。HaaS(Hardware as a Service)と呼ばれる場合もあります。
クラウドサービスが生まれた背景とは?
1990年代後半にwebコンピューティング時代という時代が始まりました。この時代になると、コンピュータの価格はかなり安くなり、コンピュータが多くの人が手にできるものになっていきました。ネットワークの速度も飛躍的に改善され、手頃な価格で利用できるようになりました。その結果、コンピュータの利用台数が膨大になり、アプリケーションやデータをすべてコンピュータ内で保持することが困難になってきました。
そこで2008年に誕生したのが、クラウドサービスです。ネットワークを経由してアプリケーションやデータを持つコンピュータ(サーバー)にアクセスすることで、一つ一つのコンピュータでアプリケーションやデータを保持しなくても良くなったのです。
個人で使うクラウドサービスの3つの活用方法とは?
個人向けのクラウドサービスは、主に生活の利便性向上や娯楽、仕事の支援などといったものが人気を集めています。クラウドサービスを利用することで、今までのようにソフトウェアを購入する必要がなく、無料もしくはサブスクリプションにて提供されています。そのため、比較的お手頃にサービスを利用することができます。
ここでは、個人向けのクラウドサービスの活用方法を3つご紹介します。
1. SNS、メール
Outlookなどの従来のメールシステムと異なり、クラウドメールやSNSはアカウントを作成するだけで、インターネットが繋がる環境であればどこでも利用することができます。また、PCやスマホなど、異なるデバイス、ブラウザでも利用が可能です。
ソフトウェアを購入する必要がないため、用途に応じて、複数のアカウントを作成して使い分けたりすることもできます。
2. データの共有
写真や動画、文書ファイルなどをクラウド上に置かれたデータサーバーに保存するサービスです。ファイルをデータサーバーで保管することで、PCやスマホなどの端末が故障した場合でもデータを消失するリスクから回避することができます。また、端末の容量を逼迫させることなくデータの保存が可能です。
3. エンタメ
動画や音楽、電子書籍などの配信サービスもあります。インターネット環境があれば、あらゆるサービスを高品質で安定した配信でいつでもどこでも楽しむことができます。また、ビッグデータやAIの技術の発展により、膨大なデータ量の集計と分析を元に自分に合ったコンテンツや有益な情報を簡単でリーズナブルに手に入れて楽しむことができるようになりました。
個人利用でおすすめのクラウドサービスの選び方とは?
では、自分に合ったクラウドサービスはどのように選んだらよいのでしょうか。ここでは、最適なクラウドサービスを選ぶための4つのポイントをご紹介します。
1. クラウドサービスの機能
それぞれのクラウドサービスによって利用できる機能は異なります。自分が利用したいサービスを兼ね備えているものを選ぶようにしましょう。特に便利なのが、パソコンやスマホ、タブレットなど、あらゆるデバイスに対応しているサービスです。家や職場、外出先など、あらゆる場所で利用でき、デバイスやOSの違いによる制限を受けないものを選ぶことでいつでもどこでも快適に楽しむことができます。
2. クラウドサービスのコスト面
「コスト」を抑えることは重要ですが、最も大切なのが価格とパフォーマンスとのバランスです。つい安いサービスに目が行きがちですが、コストを優先させることで十分な機能が利用できなければ、結果的にトータルコストが高くなってしまうケースもあります。気になるサービスを選び終えたら、使い始める前に実際に発生するトータルのコストを洗い出して比較してみましょう。
3. クラウドサービスのデータ容量
クラウドサービスで不可欠なのが、ストレージの「データ容量」です。人によって必要な容量は異なるため、自分がそれくらい必要なのか把握しておくとよいでしょう。特に写真や動画を使用するかどうかによって必要な容量は大幅に変わります。また必要なデータ量は長く使い続けるにつれて増加してくることも予想されます。途中で別のサービスに移行したり、複数のサービスを併用しなくて済むようにデータ容量を増やせるタイプのものがおすすめです。
4. クラウドサービスのセキュリティ性
クラウドサービスを利用するということは、自分の大切なデータをインターネット上で保管するということです。セキュリティ対策が十分に施されたものを選ぶようにしましょう。セキュリティ面が脆弱なサービスを選んでしまうと、不正アクセスや情報漏えいのリスクも高まります。ビジネス用とプライベート用を別のサービスにして使い分けたり、暗号化通信、端末認証などの対策がしっかりとなされているかもよく確かめてから使いましょう。
おすすめクラウドサービス3選
ここでは、個人利用でおすすめのクラウドサービスを3つご紹介します。
1. 全デバイスに対応しているクラウドサービス
「Kdan Cloud」
Kdan Cloudは全デバイスに対応しているクラウドサービスです。Kdanが提供するPDF編集アプリ「PDF Reader」や動画編集アプリ「Write-on Video」、アニメーション制作アプリ「Animation Desk」、メモアプリ「NoteLedge」、スキャンアプリ「Pocket Scanner」などあらゆるアプリケーションで作成・編集したファイルを保管でき、さまざまなデバイスを横断し色々な形式のファイルの閲覧・編集・作成が可能です。
Kdan Cloud内でDropboxやGoogle Driveなどの他のクラウドサービスと連携もでき、プロジェクトチームですでに別のクラウドサービスを利用している場合や、個人・ビジネス用で使い分けている方などでも快適に利用できるところが魅力の一つです。
また、セキュリティ面はTLS/SSLとAES、RSA暗号化技術を採用し、安心して利用が可能です。オフラインでもファイルがサポートされているため、インターネット環境がない場合でも使用できます。
ダウンロード無料で、2GBまで利用が可能です。さらに増やしたい場合は、500GBの大容量クラウドストレージを年間$9.99で利用できます。
https://cloud.kdanmobile.com/ja
2. Googleが提供しているクラウドサービス
「Google Drive」
世界的に有名な検索エンジンのGoogleのオンラインストレージサービスです。インタネット環境とPCやスマート、タブレット端末などとブラウザがあれば、いつでもどこでも利用できます。
ファイルや写真の保存から、文書の作成まで豊富な機能が搭載されています。Gmailで25MBを超えそうな大きなファイルを添付する時にGoogle Drive選択すると最大10MBまでの写真やドキュメントを挿入できたり、公開可能なドキュメントであれば、「ウェブに公開」をクリックして、ウェブ上で共有し、検索エンジンからアクセスすることなどもできます。このようにGoogleのさまざまなサービスと合わせて利用することでより一層便利に使うことができます。
基本的にGoogle Driveは1アカウント当たり15GBの無料ストレージが付与されています。容量を増やすことも有料で可能です。無料の空き容量の減りが早いと感じる場合は、どのファイルが大きなスペースをしめているのか簡単に確認することもできます。
https://www.google.com/intl/ja_jp/drive/
3. Appleが提供するクラウドサービス
「iCloud Drive」
iCloud Driveとは、Appleが提供するオンラインストレージサービスです。Apple IDを作成すると、5GBまで無料で利用が可能で、写真や音楽、動画など、あらゆるファイルを保存できます。iOS11からiCloudの機能の一つとして統合され、専用のアプリが不要になりました。iCloud Driveで「人を追加」機能を使うと、招待した人が自由にファイルにアクセスできるようになり、簡単に情報を共有することができます。
基本的にはiOSデバイスかMacにしか対応していないが、Windowsでも一部のファイルはアクセスすることができ、Android端末も閲覧のみ可能です。
https://apps.apple.com/jp/app/icloud-drive/id1070072560
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クラウドサービス:まとめ
いかがでしたか?昨今その利便性からクラウドサービスは急速に普及しており、生活になくてはならないものになりつつあります。データ容量や機能性、コスト面、セキュリティ性などの基準を元にぜひ自分に合ったクラウドサービスを見つけてみましょう。