最近「 リモートワーク 」という言葉を良く耳にすると思いますが、リモートワークとはどのような働き方かご存知ですか?また、今後リモートワークという働き方が今後あなたの仕事においてどのような変化もたらすのかご存知ですか?総務省の公表しているデータによると、 リモートワークを導入している企業の労働生産性は、導入していない企業の1.6倍にもなると言われています。
「働き方改革」がトレンドの今の時代、リモートワークという働き方は今後企業でも推奨されるようになります。では、なぜ今後企業がリモートワークを導入していくのか?リモートワークのメリット・デメリット、またリモートワーカーにオススメのツール5選を本記事ではお伝えしていきます。
リモートワークとは?
「リモートワーク」について、メディアでは良く聞くようになったけど「なんとなくしか意味を知らない」という人は少なくないかと思います。
リモートワークとは、会社には出勤せず在宅、もしくは近くのオフィス等の離れた場所で仕事を行うことを働き方のことをいいます。以前までは聞きなれない言葉であっただけに特別な意味があると思われがちですが、聞き馴染みがある「テレワーク」「在宅勤務」と本質的にはほぼ同義です。
ネットワーク環境さえあればできる手軽さや、「働き方改革」「新型肺炎」等の影響でリモートワーク導入に拍車がかかっている今だからこそ知っておくべき情報を押さえておきましょう。
リモートワーク という働き方が増える理由?
では、なぜ企業がモートワークを導入し始めているのでしょうか?リモートワークという働き方が増えている3つの理由をご紹介します。
理由1:政府のリモートワーク導入推進
1つ目の理由は、政府が推奨している「働き方改革」の影響で、多様な働き方が社会的に認められ、推奨されていることになります。
仕事と人生(プライベート)の両立、つまりワークライフバランスを大事にしようという政府の大きな方針は、リモートワークという新たな働き方を推奨しています。また、フリーランスなどの働き方も推奨されており、企業も社員へのリモートワークの導入だけでなく、フリラーンスの導入も積極化しています。
他にもリモートワークが促進される大きな要因としては、
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- 2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会開催期間中の交通混雑緩和のため
- 新型肺炎、新型インフルエンザなどの感染症が起きた際の感染拡大防止策として取り入れる必要があるため
といったものがあげられます。
理由2:優秀な人材確保
当然のことながら会社は常に優秀な人材を探しています。しかしながら、下記のようなケースを経験された方は少なくないのではないでしょうか?
人材A「◯◯や△△のスキルがあります!御社の売り上げ増に貢献できると思います。」
面接官「おお、素晴らしいですね。それでは具体の話として諸々の雇用条件ですが、、、」
人材A「すいません!1点言い忘れていたのですが、親の介護の関係で週の半分は在宅勤務とすることは可能でしょうか?」
面接官「、、、」
人材Aはスキルは高いのに毎日会社に出勤できないという理由から不採用になりました。
上記は極端な例ですが、優秀な人材をせっかく見つけたのに採用を見送り多大な機会損失を出しているという企業はみなさんが思っているよりも遥かに多いです。柔軟な働き方の提供は優秀な人材を引き寄せる理由の一つとなっているのです。
理由3:コストの削減
出勤することがなければ当然その分会社が負担する交通費が浮きます。その他にもオフィスで用意する机や機材等のコストも削減できます。
企業側からすれば労働生産性が下がらず、無駄なコストを削減できるリモートワークを導入することは多くのメリットがあるのです。
以上3点の理由から企業がリモートワークに対して前向きであることはおわかりいただけたでしょうか。今後はこのような働き方が増えていくことはまず間違いないと言っても良いでしょう。緊急事態でも会社が機能するように、大手会社でも試験的にリモートワークを導入する企業は増えてきています。
リモートワーク 導入のメリット・デメリットとは?
では、リモートワークが今後増えていくと、働き手に対してはどんなメリット・デメリットがあるのでしょうか。
リモートワークの2つのメリット
1. ワークライフバランスを高める
リモートワークの一番のメリットはいつでもどこでも仕事ができることです。共働きが主流になっている現在では仕事と育児・介護との両立が社会的なニーズになっています。
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- 子供が風邪をひいたから家で様子をみたいのに会社に行かなきゃけない、、
- ヘルパーさんが来ない曜日は家で親の介護をしながら仕事をしたい、、
- 今日は企画書や提案資料を作成する時間にしたいから会社に行く必要がない、、
このように個人の事情に合わせた働き方ができるため、公私ともにバランスが非常に取りやすいのが大きな特徴です。
2. 業務の生産性向上
リモートなのでもちろん出勤する必要がないため、通勤時間を有効に使えます。
物理的に移動時間が節約されるだけでなく、朝から満員の電車に乗って出勤するストレスも緩和されることから業務自体の効率化が図れたという事例は少なくありません。
リモートワーク導入に伴い労働生産性は下がらないということは、総務省が公表している下記のデータからもいえます。
リモートワークを導入していない企業の労働生産性599万円
リモートワークを導入している企業の労働生産性:957万円→導入していない企業の1.6倍
※総務省「テレワークの最新動向と総務省の政策展開」より抜粋
リモートワークの2つのデメリット
1. 職種によって向き、不向きがある
職種によってリモートワークが向いているものとそうでないものがあります。
成果として提出するのが現物でないものに関してはリモートワークとはかなり相性がよいです。
例えば
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- コンサルティング業
- Webエンジニア業
- クリエイティブ業
2. 業務生産性を下げるケースも有る
電話すればよい、チャット等でリアルタイムに意思疎通ができる、といったらそれまでですが実際にその人が現場にいないことでのコミュニケーションロスは否めません。
普段ならその場にいてささっと聞けることが、リモートになることでコミュニケーションのスピードが下がリ業務生産性を下げてしまう可能性もないとはいい切れません。
こういった課題を解決するためには、チャットツールやリモートワークツールを「正しく」使う必要があります。
リモートワーク にオススメ!最新ツール5選
では、リモートワークにおすすめのツールを紹介したいと思います。ツールを正しく導入することはリモートワークの生産性を高めるためには必須です。
1. ビジネスチャットツールの代表格「SLACK」
チャット機能としてオススメするのがslackというツールです。導入する規模で値段は変わってきますがスタンダードコースは月額¥850で利用できます。
優れている点としては
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- 目的毎にチャンネル(簡単に言うとグループみたいなもの)を設定でき煩雑な管理がなくなる
- メッセージ全ての内容が検索可能
- 送信した後のメッセージの削除、編集が可能
があげられます。普段のコミュニケーションツールであるLINEとは違い、ビジネスツールであるため特有の機能が搭載されています。主に社内で連携を取るのがメインな企業に向いているツールです。
2. タスク管理機能もある「チャットワーク」
次にオススメするのがチャットワークというツールです。
国内で最大規模に導入されているチャットツールなのでこちらもご紹介します。
優れている点としては
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- ビデオ通話で訪問先とのコミュニケーションが取れる
- タスク管理機能があり、複数のプロジェクトを手軽に管理できる
- 国産ツールなので諸々のサポートが安心できる
があげられます。タスク管理機能では誰が、何を、いつまでに終わらせるかを簡単に管理できるためビジネスツールとして優秀です。主に社外での取引が多い会社だとより使い勝手がよいかもしれません。
3. デバイスを横断してPDFを管理できる「KDAN PDF READER」
PDF管理・編集・共有ツールとしてオススメなのは Kdan PDF Reader です。
リモートワークをするにあたって重要なファイルのやり取りはほとんどPDFで行われるので、PDFリーダーツールは必須になるでしょう。
その中でもPDF Readerのツールが優れている点としては、
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- 低価格コスト
- PDFの注釈の書き込みと編集が可能
- アプリを立ち上げればモバイルとデスクトップがシームレスに連携してどこでも作業できる
- リーディングの設定を自分好みにカスタマイズできる
があげられます。
ファイルの共有機能があるため大量のPDFと戦っている方にかなりオススメできるツールになっています。
4. いつでも、どこでも電子サインができる「DOTTEDSIGN」
電子契約やクラウドサインという言葉を耳にしたことが一度はあるのではないでしょうか。
電子契約は文書での契約と比較して、非常に多くのメリットがあるため現在数多くの企業で導入され始めています。
電子契約(クラウドサイン)のメリットとしては、主に以下3点が挙げられます。
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- コスト削減:印紙代、郵送代、封筒代、人件費、保管費などのコストカットができる
- 業務効率化:文書を印刷にかかる業務カット、保管している文書を探す手間の効率化、契約に至る時間をスピードアップなど業務が効率化される
- コンプライアンス強化:文書の改ぜん、紛失、情報漏洩のリスクを削減
DottedSignの優れているところは下記3点になります。
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- iOS、Android、Webページから使うことができ、デバイスを横断した管理が可能
- 低価格コストで使用できる
- 世界で使われている安心・安全なサービス
5. 安全性の高いクラウドストレージ「KDAN CLOUD」
Cloudとは簡単に言えば大事なデータや共有したいデータを置いておく場所のことです。好きな時に会社のメンバーがデータにアクセスできるような仕組みなのでどの会社にも1つはCloudサービスを利用しているのではないでしょうか。
Kdan Cloudの優れているところは
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- チームクリップボードがあり、個人のアイディアをみんなに共有できる
- アプリを使うことでいつでもデータにアクセスできて作業効率UPを図れる
- 不正アクセスを受けないような厳重なセキュリティでリンクを安全に共有できる
があげられます。
まとめ
リモートワークについてご理解いただけたでしょうか?
今後リモートワークがさらに増えていくことが予想される中、そのメリット・デメリットを理解することで、これからの働き方の選択肢が増えたのではないかと思います。
より一層個人の働き方が尊重される世の中になれば、そもそもオフィスにいく日の方が珍しいなんて時代もそう遠くないのかもしれません。