さまざまなものが電子化され、ほとんどの人がSNSやインターネットを日常的に使う現代。Z世代やデジタルネイティブといった言葉が行き交う中で、個人が自由に表現をする場も増えてきています。
そのような中で、イラストを描いて、それをSNSにアップする人も多く存在します。たとえ素人が描いたイラストでも、多くの人の共感を得たり、注目が集まってそこからプロになったり仕事をもらう人も少なくありません。
これから、イラストを自分で描いてみたいと思っている方もいるのではないでしょうか。
そこで本記事では、イラスト練習の始め方や練習時のポイント、そしてイラスト練習のデジタル化についても記載していきます。
イラストの練習を始めてみよう!
まず、イラストの練習を始めるためにはいくつか用意しなければいけないものがあります。用意するものはアナログの場合とデジタルの場合で異なるため、以下でそれぞれの場合についてご紹介します。
・アナログで描きたい場合
アナログで描きたい場合は、まず絵を描くための用紙と、鉛筆やボールペン、消しゴムなどが必要になります。自分がどのような絵を描きたいかによって異なり、水彩絵の具やアクリル絵の具が必要な場合もあるでしょう、基本的に、何か描くものと用紙の2つがあれば描くことは可能です。他にも、模写をして練習したい場合にはトレーシングペーパーと呼ばれる半透明の薄い紙が便利です。100円ショップなどで購入可能で、お手本を透かして自分でトレースするために必要になります。また、他にもトレース台という、照明の上に原稿を置く乳白色のアクリル樹脂板がついている道具もあるとより便利でしょう。
・デジタルで描きたい場合
一方、デジタルで描きたい場合は、まずパソコンやタブレットなどのデジタル端末が必要となります。デジタル端末の種類はさほど気にしなくても問題ありませんが、ペンタブと呼ばれる、タブレットとペンがセットになったものがあるとイラストを描きやすいかもしれません。デジタル端末が揃ったら、その次に必要になるのはイラストソフトです。無料・有料それぞれ存在しますが、有名なソフトには、AdobeのIllustratorやPhotoshop、CLIP STUDIO PAINT EXなどがあります。これらは有名ですが、すべて有料です。まず練習してみたいという方は、無料でイラストが描けるソフトも多くあるため、無料で自分の使いやすいものを探してみても良いでしょう。
⭐ 合わせて読みたい
【アニメーション制作】デッサン力を高める方法とおすすめアプリとは?:詳しくはこちらをご確認ください
イラスト練習のポイントをご紹介!
必要な道具が揃ったら、次は実践練習です。まず最初は、以下のポイントを意識して練習してみましょう。
・描きたいものの全体像を把握する
描きたいものの全体像を把握することは、イラストを描く上で非常に重要なポイントとなります。用紙の中に対してどのくらいの比率で何を描くのか、背景はどのようなイラストにするのか。描きたいものをおもむろに描き始めてしまうと、いざ完成した時に違和感があったり、思っていたのと違う大きさになってしまったりします。そのため、まず最初に描きたいものの全体像を想像、把握し、描き方や描く順番など、ある程度過程の計画を練ってから描くと良いかもしれません。
・自分のイラストを客観視する
また、自分のイラストを客観視することも大切です。客観視してみることで、全体のバランスを改めて見直すことができます。構造が歪んでいないか、それぞれの対象の配置に違和感はないかなど、冷静に見つめ直すことで見えてくることもあるのです。イラストを描いていると、どうしても集中して目の前にある、今描いているものだけに目が行きがちです。そこで、定期的にイラストから離れて自分のイラストを客観視してみると良いでしょう。バランスや構造に気づくだけでなく、客観的に見るとどんなところが苦手で、逆にどんなところが得意なのかがわかる場合もあります。
・人から意見をもらう
そして、必ず人から意見をもらうようにしましょう。自分とは異なる価値観を持った人が見ると、自分のイラストはどういう風に映るのかを確認することができます。また、自分よりも経験豊富であったり慣れている人に意見をもらうことで、自分ではわからなかった部分にアドバイスをもらうこともできるかもしれません。イラスト自体は一人で描く作業になりますが、他の人との交流を通して意見やアイディアをもらったり、刺激を受けることは、絵の練習の中でも重要なステップです。
イラスト練習をデジタルで行うメリットとは?
先程、イラスト練習の際に必要な道具をアナログとデジタルの2パターンでご紹介しました。最近では、イラストをデジタルで描く人が圧倒的に多くなっています。そこで以下では、イラスト練習をデジタルで行うメリットを3つご紹介します。
・便利な機能を活用できる
まずは、便利な機能を活用できる点です。先ほど、デジタルでイラストを描く際には、イラストソフトが必要とご紹介しました。イラストソフトには、さまざまな機能が搭載されています。例えば、レイヤー機能。レイヤー機能とは、異なるレイヤーごとに色をつけたり線を変えたりして、それぞれのレイヤーが重なることで1つの絵に見せる機能です。描いたイラストで、何色か色を使っていたとしましょう。その中の1つの色だけを少し濃く変更したい場合、アナログだといちいち新しい色を上から塗り直して、ムラがないようにしなければなりません。一方でデジタルでレイヤーを使った場合、その色のレイヤーだけを一括で編集して、簡単に色の変更をすることができるのです。
レイヤー機能はあくまでも一例ですが、このように、デジタルだとソフトについている機能を活用することができます。
・データの保管が簡単にできる
また、データの保管が簡単にできるのもデジタルのメリットでしょう。ワンクリックでパソコンに簡単に保存できたり、他の人に保管したデータを共有できたり、SNSに投稿できたり。アナログの場合は、保管するには物理的なスペースや絵が汚れないようにする道具などが追加で必要になりますよね。データの保管という点でも、デジタルは非常に便利です。
・紙ゴミが出ず、手も汚れない
そして最後は、紙ゴミが出ないことや、手が汚れないことです。アナログの場合は、失敗した用紙がゴミになったり、消しカスがでたりと、どうしても多くのゴミが発生してしまいます。一方でデジタルの場合は、失敗してもソフト上で削除するか、新しいページを出してイラストを描くだけ。アナログのように手が汚れることもありません。イラストを描くのが好きな人で、手の汚れやゴミを気にする方は少ないかもしれませんが、ゴミの処理や手を洗う手間など、積み重なると意外と多くの時間を要します。デジタルでは、そういった手間が省けるのも大きなメリットです。
イラストの練習におすすめのツールをご紹介
ここまで、イラスト練習に必要なものや練習時のポイント、そしてデジタルでイラストを描くメリットをご紹介しました。そこで最後に、デジタルでイラストを練習する際におすすめのツール「Animation Desk」をご紹介します。
・「Animation Desk」
Animation Deskとは、Kdan Mobileが提供しているアニメーション・イラスト制作アプリです。直感的な操作が可能で、誰でも使いやすいツールになっています。初心者でも簡単にアイディアをかたちにして、独自の作品制作を行うことが出来るため、イラストの練習には非常におすすめのツールです。さらに初心者にも使いやすい一方で様々な機能が搭載されており、デッサンやスケッチを活用したアニメーションを制作する事も可能となっています。そういった機能を使うことで、初心者でもより高度で複雑な作品をつくることができるのです。初心者からプロまで、幅広い層に愛用されており、すでに多くの人に使われている注目のツールです。すべてのモバイルデバイスでアニメーションを簡単に作成し共有することが出来るため、写真や動画を素材にアニメーションやイラストを制作できるのも魅力的なポイントです。詳細は以下から確認してみてください。
⭐ おすすめ記事 おすすめビジネスツールを紹介!ビジネスツールで業務効率化:こちらをご覧ください。
まとめ
いかがでしたか?今回は、イラスト練習の始め方や練習時のポイント、そしてイラスト練習のデジタル化、最後におすすめのツールAnimarion Deskをご紹介しました。今後、イラストを練習したいと思っている方や、イラスト制作に興味がある方は、ぜひ参考にしてみてください。