現在、SNSを使って集客やブランディングをする企業が急速に増えています。「うちもSNSでブランディングをしたい」「何から始めたらいいかわからない」という経営者の方も多いのではないでしょうか。
今回は、「ブランディング」の意味の解説と、SNSブランディングの効果的なやり方についてご紹介します。
ブランディングとは?
まずは「ブランド」の意味から考えてみましょう。「ブランド」というのは、簡単に言えば、ある商品を別の類似した商品から区別するための一連の要素です。商品のデザインやロゴマーク、商標、名称、キャッチコピー、記号など、様々な要素が組み合わさってかたち作られます。
そして、ブランディングとは、「ブランド」を消費者・顧客に認知させ、市場における自社(商品)のポジションを明確化する活動のことです。
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効果的にブランディングを行うためのコツをご紹介
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ターゲット顧客をニッチな分野に絞る
消費者や顧客に効果的にブランドを認知してもらうためには、ターゲットの顧客層を明確にし、ニッチな分野を狙うことが非常に重要です。大勢の人々に知ってもらおうと、検索ボリュームの大きいキーワードでブランディングをしてしまうと、かえって効果が得られにくくなってしまいます。
たとえば、Animation Deskのようなアプリのターゲット顧客を「アーティスト」のような広範囲なものにしてしまうと、彫刻家や画家、ミュージシャンなどのアプリを利用したいと感じるユーザー以外も含まれてしまう可能性があります。この場合、「デジタルアーティスト」や「2Dアニメーター」といった層に絞ることによって、製品やサービスにいくらか精通している可能性のある層にアプローチすることができます。
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ブランドストーリーで会社や商品の魅力を伝える
口コミは、今でも顧客にとって最も信頼できる情報源です。自社の製品やサービスを広く知ってもらうための方法として簡単かつ有効なやり方は、それらの製品やサービスを通じて会社が伝えたいことが伝わることです。魅力的なブランドストーリーは見込み客にその製品を使用する理由を与えたり、顧客がその製品を使うことで得られるメリットを伝えたりすることができます。
ブランドストーリーは多くの人々に理解してもらえるようにシンプルにすることを心がけましょう。また、SNSに投稿する場合には、毎回同じ話をするだけではいけません。いろいろな投稿を読むことでブランドストーリーをより深く理解できるような構成や、ユーザーがフォローしたくなるような内容にすることで、より効果が出やすくなります。
ブランドストーリーが会社の認知度を高めるのに役立った例をご紹介します。
Lokaiブレスレットには、エベレスト(世界で最も高い地点)の水が入ったビーズと死海(世界で最も低い地点)の泥が入ったビーズが一つずつ入っています。創設者兼CEOのスティーブンイゼンは、次のように述べています。「人生は旅です。Lokaiの存在は、高低のバランスを見つけるのに役立ちます。」
このストーリーはとても分かりやすいです。もしLokaiという会社を友達が知らなかったとしても、ブレスレットに入っている水と泥の話をすることで会社の価値とコンセプトをすぐに伝えることができるのです。
それぞれのSNSの特徴を解説
ほとんどのブランドが複数のSNSアカウントを利用しています。SNSによって対象者やアルゴリズムがそれぞれ異なるため、最適な投稿の頻度や内容などを学ぶことでより効果的に活用することができます。
1. Instagram
魅力的な写真やビデオを共有するというのが大きな特徴です。そのため、視覚的なコンテンツが最も重要になります。プロフィールや自分の略歴が含まれているリンクにユーザーを誘導してみてください。また、多くのユーザーはフォローしているトップユーザーのストーリーを視聴しているため、毎日ストーリーに魅力的なコンテンツを入れて投稿してみてください。
*推奨:1日1回投稿する
ビデオだけではなく、ノートアプリを使い、視覚的なコンテンツも使える:【無料の情報共有アプリ】仕事のアイデアも共有可能なノートアプリ。
2. Twitter
米国では成人の22%がTwitterを使用しています。つまり、これはニッチなオーディエンスにリーチするためのもう1つのプラットフォームです。Twitterはリアルタイムにいろんなことを発信するための作りになっているため、カスタマーサービスや自分自身、自分の製品・サービスに関する情報を更新するのに最適なSNSです。また、ユーザーがリンクをクリックしたりするように、行動喚起(CTA)させるようなフレーズを含めた投稿をおこなうこともできます。
*推奨:1日3〜6回投稿する
アニメ素材作成の実用ツール:アニメーションの作り方を5ステップで解説!おすすめアプリ「Animation Desk」。
3. Facebook
Facebookは、世界で最も使用されているソーシャルメディアプラットフォームの1つです。Facebookを使用すると、ブランドや企業は世界中のさまざまなユーザーへ簡単にアプローチできます。また、ユーザーを外部のリンクやオンラインショップに誘導するのにも最適です。Facebookの26億人のユーザーベースと全体の74%に当たる毎日にログインしているユーザーの存在がFacebook上で潜在顧客と繋がることができる可能性を立証しています。Facebookには、古いユーザーベースも存在しており、ユーザーの大多数は25〜65歳以上です。
*推奨:1日2回投稿する
SNSをうまく活用している人物の例をご紹介します。それは、起業家でSNSブランディングの代表的な人物である、GaryVeeです。彼は自分自身が持っているリソースを最大限に活かしてSNSに投稿する方法を詳しく紹介したり、「1日で64個のコンテンツを作成する方法」という記事でおすすめの方法を紹介しています。
SNS ブランディング:まとめ
いかかでしたか?SNSブランディングで大切なことは、投稿を通じてフォロワーに価値を与えることです。それにより、信頼を確立させることができます。フォロワーが抱えていそうな問題について考え、それらの解決策を提供するようにしましょう。
以下の方法でフォロワーに価値を提供することができます。
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- 製品やサービスに関する情報を与える
- 価格のメリットと製品の品質に関する情報を投稿に含む
- 自社の分野に関する情報を提供する(自社製品の情報は含まない)
- 景品や割引などを提供する
- 自社製品と間接的に連携できる他のブランドやビジネスをサポートする(競合他社ではない)
- フォロワーと積極的に交流する
これをうまく実行している会社は、カミソリなどの身だしなみ用品を提供する会社である、DollarShaveClubです。この会社はフォロワーに対して積極的に価値提供を行っており、ひげ剃り市場のことについてや、まだほとんどのユーザーが知らないような情報などについて紹介しています。この記事では、SNSでどのように会社が成功を収めたのかについて紹介しています。
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