PowerPointでプレゼンテーション資料を作成したり、Wordで作成する資料にPDFファイルの内容を挿入したい時には、PDFをJPG、PNG、GIFなどの画像形式に変換するとよいです。
また、PDFを画像に変換することで、ファイルの共有やSNSにアップする時にも役に立ちます。
今回は、PDFや画像ファイル形式の基本とPDFをJPGやPNGといった画像ファイルに変換する方法をご紹介します。後半でiPhoneやパソコンでも利用できるおすすめのPDF編集アプリも紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください!
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そもそもPDFとは?
PDFは「Portable Document Format」の省略形で、データを実際の紙に印刷した時の状態でそのまま保存することができるファイル形式です。
通常、WordやExcelといったアプリケーションソフトで作成されたファイルは、同じソフトを持っていないと開くことができません。また、作成した端末とは別の端末で開くとレイアウトが崩れてしまったり、文字化けしてしまうこともあります。
PDFファイルはどんな環境のパソコン、端末でも同じように表示することができる、いわば「電子的な紙」なのです。
近年のデジタル化の流れにより、マニュアルや企画書、請求書などにもPDFが多く利用されています。紙のように印刷や管理のコストがかからず、必要な時にいつでも取り出すことができます。
様々な画像ファイル形式をご紹介
画像データにはJPEGやPNG、GIFなど様々な形式があります。パソコンで画像データを扱う時に、ファイル名の後ろにつく拡張子を見てみると「.jpg(.jpeg)」や「.gif」、「.png」など、画像によって異なる拡張子が付いていることに気がつくかもしれません。
PDFファイルを画像データに変換する際、どの画像ファイル形式にしたらいいか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか?ここでは、様々な画像ファイル形式の違いについてご紹介します。
JPEG
JPEG(ジェイペグ)はJoint Photographic Experts Groupの略で、JPEGという画像形式を作った組織そのものの名前が由来となっています。拡張子は「.jpg(.jpeg)」。JPEGは写真に適した画像形式で、例えばカメラで風景などを撮影した場合に、人が感知できない情報などを大幅にカットした状態で情報量を圧縮して保存することができます。用途によってその圧縮率は変わりますが、人の目には見えないほど細かい「色の違い」を省くことで容量を小さくしています。
一度低解像度に圧縮してしまうと、元に戻すことはできないため、メールに添付する時用などで圧縮する場合には、元データをとっておくようにしましょう。特徴として、フルカラー1670万色まで扱うことができ、写真やグラデーションもきれいに表現することができます。
GIF
GIF(ジフ)はGraphics Interchange Formatの略称で、拡張子は「.gif」。フルカラーのJPEGとは異なり、最大256色の限定的な色数で構成される画像です。そのため、ロゴやアイコン、ボタン、図版、イラストなど、256色以下の色で構成される2次元の画像に適した形式です。写真など多くの色を使っている画像にはおすすめしません。
JPEGにない特徴としては、背景を透明にした画像を作成したり、動きのあるアニメーション画像なども扱うことができます。
PNG
PNGはPortable Network Graphicsの略で、拡張子は「. png」です。Webサイトで使用するために生まれた画像形式で、GIFで実現できる「背景透過」の機能を持ちながら、GIFの256色以下という制限を解消した形式として1995年に開発されました。
GIFでは表現できないグラデーションや色数の多い画像も扱うことができます。写真を丸く切り抜いて背景を透明にしたり、グラデーションを付けた画像を作成したい場合にも適しています。
パソコンでPDFを画像変換する方法は2つ
パソコンでPDFファイルを画像に変換する方法は主に2つの方法があります。ここでは、それらの方法の特徴について詳しくご紹介します。
変換サイトで画像に変換する
1つ目はオンライン画像変換サービスを利用する方法です。ツールをインストール必要がなく、インターネット環境があれば、いつでもどこでも利用できて便利です。
ツールのインストールが不要なため、パソコンの容量を逼迫させたり、インストールを待つことなく直ぐに利用ができます。MacやWindowsなど、さまざまな環境でも利用ができ、急に変換作業が必要になった時や、ちょっとした変換作業に使いたい時などにおすすめです。
PDF編集ツールで画像に変換する
2つ目はPDF編集ツールを利用する方法です。オンライン上で処理されるサービスを利用する場合、ファイルをネット上にアップロードする必要があります。そのため、大切な情報で漏洩してしまう可能性も少なからずあります。
PDF編集ツールをパソコンにダウンロードして利用することで、端末内で処理を完結させることができ、大切な情報が外部に流出する危険性から守ることができます。
また、PDF編集ツールには、画像変換機能だけでなく、テキストや画像の追加やファイルの分割・結合など、豊富な機能が搭載されているものも多く、変換した画像を使ってそのまま編集作業を行うことも可能です。日頃からPDFファイルを頻繁に利用する方やドキュメント業務が多い方におすすめです。
iPhoneはPDF編集アプリで画像に変換
iPhoneでPDFファイルを画像には変換する場合は、PDF編集アプリを使うと良いでしょう。PDF編集アプリは画像の変換だけでなく、さまざまな編集機能を利用することができ、変換した画像を使ってそのまま編集することができます。
メールやSNS、クラウドサービスに連携できるアプリであれば、編集した画像やドキュメントをそのまま他の人に共有したり、SNSにアップして利用することができて便利です。
アプリ上でファイルの管理も可能なため、用途に合わせてフォルダを作成することで、必要な時にいつでも利用することができます。パソコンでも利用できるツールであれば、iPhoneで受け取ったPDFファイルを画像に変換し、パソコン内で作成しているドキュメントに挿入するといった使い方もできて便利です。
PDFを画像変換するためのおすすめのツールをご紹介
ここでは、PDFファイルを画像に変換するおすすめのツールを紹介します。
すべてのデバイスに対応PDF変換ツール「PDF Reader」
KdanのPDF ReaderはPDFファイルをJPEG、GIF、PNG、TIFFなどの画像に変換できるのはもちろん、PDFファイルに変換した画像やテキストを追加して編集したり、ファイルの分割や結合などの基本的な機能がすべて揃ったPDF編集ツールです。
PDFをWordやExcel、PowerPointなどにも変換することができるため、さまざまな形式のファイルを自由に作成することができます。
MacやWindowsなどのパソコンだけでなく、iPhone/iPad、Androidなどのスマートフォンやタブレット端末など、すべてのデバイスに対応しており、外出先や在宅ワークでの作業が多い方や複数の端末を併用して作業することの多い方でもデバイスの違いを気にすることなく利用できて便利です。
PDF ReaderはDropboxやBox、Google Driveなどのオンラインストレージや、様々なSNSにも対応しており、変換した画像を簡単に共有することも可能です。ダウンロード無料で、初めての方でもPDFの閲覧・編集・保護・共有などが簡単にできるおすすめのツールです。
PDF Readerを無料で使ってみる:iOS .Mac.Windows
おすすめツール「PDF Reader」で画像変換する方法
ここでは、KdanのPDF Readerで簡単にPDFファイルを画像形式に変換する方法をご紹介します。
Macの場合
-
- PDF Readerアプリを起動します。
- 左側のオフィスツールセットをクリックし、「変換」をクリックします。
- 画像形式に変換したいPDFファイルを選択し、「開く」をクリックします。
- ファイル形式をクリックしながら、変換したいファイル形式を探してクリックします。
- 「アウトプット」の右側に変換したいファイル形式名が表示されていることを確認し、下部の「開始」をクリックします。
- 「タスクマネージャーで変換プロセスを確認できます。」のメッセージが表示され、「タスクマネージャー」をクリックすると、タスクマネージャーで処理の進捗状況が表示されます。
- 画像形式に変換されたファイルが「Converted」フォルダ内に保存されます。
※以下のGIFでは、PNG形式への変換手順を表示しています。
iPhone/iPadの場合
-
- PDFアプリを起動します。
- ホームで「ファイル変換」をタップします。
- 画像ファイルに変換したいPDFファイルを選択し、画面下部の「次へ」をタップします。
- ファイル形式を左右にスライドし、変換したいファイル形式を選択します。
- 「変換先」の右側に変換したいファイル形式名が表示されていることを確認し、ページ範囲や解像度を調整して、「スタート」をタップします。
- 画像変換されたファイルがドキュメントタブの「Converted」フォルダ内に保存されます。
⭐️ おすすめ記事 【PDF編集におすすめアプリはこれ】PDFを編集する方法と注意点を紹介:こちらへご覧ください。
PDFを画像に変換:まとめ
いかがでしたか?PDF編集サービスやツールを利用することで、簡単にPDFファイルを画像形式に変換し、資料作成やWebサイトのロゴなどの作成に役立てることができます。今回ご紹介したおすすめのサービスやツールを参考にぜひ最適な方法を見つけてみてください。
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